徐々に恋愛要素が減る『PとJK』は「ポリスと事件簿」または「ポリスと自分の家庭」の略が正しい。

三次マキ（みよしまき）
PとJK（ピーとジェイケー）

　私的評価：★★★（6点）
　　蛇足度：★★☆（5点）
　　　理由：中盤以降、未成年の犯罪を幾つか扱って、作風は重く、暗くなっていく。

女子高生のカコがオトナの合コンで出会った功太（こうた）。やさしくて、ちょっと照れた顔が印象的な功太といきなりいいムードになって……と思ったら、まさかの「P」!!　少女マンガ史上初、JKがPと××！？　「完璧☆彼氏彼女」が大人気の三次マキが放つ、笑えて泣けるLOVE＆COPストーリー！（1巻あらすじ）

140字総評
序盤は「別冊フレンド」らしい職業男子や『キスよりも早く』結婚するなどシチュエーション重視だが、中盤以降はネタ切れやマンネリ回避のために作者はヒロイン以外のキャラに重い過去を付与していく。それにより物語の厚みを増し、人と人の繋がりが描かれるが、恋愛モノとしてはコレジャナイ感が強い。

人として意気投合したのに、社会的立場が違い過ぎるために明確な線引きをする功太だが…。

基本データ
講談社　KC別フレ　全16巻　全62話　約2,912ページ
掲載誌：別冊フレンド　2013年01月号－2020年03月号
告白　：　　2話／62話（ 3.2％：する）
両想い：　　3話／62話（ 4.8％）
　キス：　 23話／62話（ 37.1％）
性行為： 　描写なし
エンディング：ハッピーエンド（最終話の大半で約7年が経過）
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。