《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

少女漫画と小説の感想ブログです

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いつかパラレルな世界で。

私のサイトの作家別アクセス数の第1位が、ここ数ヶ月トップであった聡ちゃん(小林聡美さん)に代わって、森絵都さんになった。なんと8月の1ヶ月間だけでも600件弱のアクセスである。恐るべし直木賞効果。 けど、私は森絵都さんが直木賞を受賞する前から好きだ…

BODY & SOUL.

とても好きなシリーズなんですが、このシリーズ、やまざき貴子さんの漫画「っポイ!」みたいな状態になってませんか…? 高校の3年間限定の物語で、(他校の)文化祭や卒業までも既に書いてしまっているから、今後もシリーズが続くとすると、段々と物語に無理が生…

圧縮圧縮!解凍解凍!

映画化された時のキャスト2人がそのまま頭の中に浮かんできた(映画見てないのに)。映画化する際、原作が何百ページもあるの「亡国のイージス」を127分にまとめて、100ページちょっとの「インストール」は94分にするのは、どちらも無茶があるような気がする…

夏の一冊読書。

なんと、あのベートーヴェンが探偵役である。音楽探偵だ。といっても、旋律という個性から犯人を捜すような物語ではありません。 ミステリとしても面白いのですが、会話文が絶妙で、まるで×××のようだった。おっと、これはラストのネタバレか…(笑)? この小…

夏の一冊読書。

私は酷い差別を受けたことがない。私は迫害されたことがない。私は戦争を体験したことがない。この全てがどんなに幸福なことか、改めて考えることは少ない。それは先人たちの犠牲に対して、最も失礼なことかもしれない。 「大地の子」4巻の解説の中で引用され…

夏のもう一冊読書。

これは、いわゆる「ツンデレ」の走りでしょうか?(訳の分からない単語だ…) 出会って2日で罵倒と恋愛。殺人事件の最中、お忙しいことですね。 二階堂さんも霧舎さんも、推理小説が好きで堪らないのは十分に伝わってきた。けれど、好きだからといって作り手側…

蛇行する蛇足のお話。

画像を横に並べる方法が分かりません。近々、4冊分の画像を載せる予定なのに。以前も「続きを読む」記法が出来なかったおバカな私です。縦長の日記。黒革のほぼ日手帳。意味無しジョーク。人喰いジョーズ。私の頭は大ジョーブ? 夏の読書にピッタリの本です。…

夏の一冊読書。

私にすら忘れ去られそうな、グダグダ企画。今回は、無理矢理にでも企画を存続させるため、本来はアバンチュール候補ではない作家さんに登場してもらいました。 タイトルがとても素敵な本。でも、タイトルは嘘。この本の主人公・左創作は、文章から書き手の人…

優しすぎる人たち。

前作「幸福な食卓」に比べれば、格段に好きになれる。しかし、好きになった作家さんにこんなこと言いたくはないのだが、作品の口当たりはどんどん良くなる反面、味に深みが無くなっている。「瀬尾まいこ」に私が求めるものは、もっと大きい。