僕の初恋をキミに捧ぐ(ぼくのはつこいをきみにささぐ)
私的評価:★★★(6点)
蛇足度:★★(4点)
理由 :恋愛成就を遅くさせるために、中盤までヒロインは自分本位で短絡的なのが気になる。
心臓病で入院している逞(たくま)と逞の主治医の娘・繭(まゆ)はとても仲がよく、いつも逞の病室で遊んでいた。ある日、繭は逞が「二十歳まで生きられない」と両親が話しているのを耳にしてしまう。逞の運命を知った繭は、なんとか逞の病気を治そうとする。そして、逞は自分の運命を知らないまま、繭に「大人になったら結婚してくれる?」と告げるのだが…!?(1巻あらすじ)
140字総評
心臓を患う少年と彼に寄り添う少女の8歳から10年間の恋物語。主人公の運命など要所要所に「死」を織り込むことで常に一定の緊張感が流れる。連載中に結末を改変したと推察されるが、それが最善だったか私には疑問が残る。出来ることなら漫画家として10年間の成長を絵で端的に表現して欲しかった。
基本データ
小学館 少コミ(Sho-Comi)フラワーコミックス 全12巻 全67話 約2,400ページ
掲載誌:少女コミック → Sho-Comi(雑誌名変更) 2005年第17号-2008年第15号
告白 : 36話/67話( 53.7%:する)
両想い: 36話/67話( 53.7%)
キス: 1話/67話 ( 1.5%)
性行為: 47話/67話 ( 70.1%)
エンディング:ハッピーエンド(最後の数ページは数年以上経過)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
最初から両想いの2人だが自分の運命に相手を巻き込まぬよう遠ざけた。恋愛イベントと「死」がリンクする。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト