消えた初恋(きえたはつこい)
私的評価:★★★★☆(9点)
蛇足度:☆(1点)
理由:前半に主人公の成長があり、後半に恋人の成長があって徹頭徹尾 楽しい作品。
「青木…そんなに俺のことを──…」 青木は隣の席の橋下さんに片想い中。しかし橋下さんの消しゴムを借りたら、同じクラスの男子・井田の名前が…(涙)。しかも、その消しゴムを持っている所を井田に見られてしまい…まさかの勘違いを!? ちょっとおバカで、最高に一生懸命な初恋ものがたり、始まります。(1巻あらすじ)
140字総評
少女漫画誌で男性間の恋愛を描いた作品。外見や性別ではなく相手の心・本質に惹かれていく様子を丁寧に描く。登場人物たちは相手のことを優先できる善良で聡明な心の持ち主で、人を簡単に否定しない優しい世界が広がる。恋愛や交際を通して成長していく彼らの姿を最後まで見事に描き切った最高の作品。
基本データ
集英社 マーガレットコミックス 全9巻 全36話 約1,664ページ
掲載誌:別冊マーガレット 2019年07月号-2022年07月号
告白 : 10話/36話 ( 27.8%:する)
両想い: 17話/36話 ( 47.2%)
キス: 29話/36話 ( 80.6%)
性行為: 35話/36話 ( 97.2%)
エンディング:ハッピーエンド(時間経過なし。)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
前半は主人公のトラウマ解消に特化し、交際開始からは恋愛精神年齢を競うように成長するのが微笑ましい。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト