青Ao-Natsu夏(あおなつ)
私的評価:★★★☆(7点)
蛇足度:☆(1点)
理由:本書の1ページ目から最後までが「夏」。忘れられない夏を閉じ込めた作品。
『隣のあたし』『スプラウト』の南波あつこが描くピュアラブストーリー! 東京で合コン祭りのはずが、夏休みを田舎で過ごすことになった理緒(りお)。そこで出会ったのは、硬派だけど少しイジワルな男の子で──!? 蝉の声と川のせせらぎの中、青春よりもっと青くて熱い、夏空みたいな恋、はじまる!!(1巻あらすじ)
140字総評
夏休み限定の住む世界が違う2人の恋愛は留学や異世界召喚での出会いに近い。お互いに「婚約者」やら「彼氏」がいるという足枷がある摩擦の多い恋愛で、成就したとしても同じ世界で生きられない悲しみが生じる。間違いなく南波作品の中で最高にピュアな恋愛が描かれ、過不足の無い構成で完成度が高い。
基本データ
講談社 KC別フレ 全8巻 全38話 約1,616ページ
掲載誌:別冊フレンド 2013年08月号-2017年09月号
告白 : 6話/38話 ( 15.8%:する)
両想い: 23話/38話 ( 60.5%)
キス: 38話/38話 ( 100%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最後の数ページは半年後)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
2人の若さや境遇を考えれば恋愛イベントを性急に終わらせそうだが、彼らは身辺整理してから恋愛を進めた。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト