あの日私の胸にともった恋の光は、消えることのない永遠の流れ星『流れ星レンズ』

村田真優（むらたまゆ）
流れ星レンズ（ながれぼしレンズ）

　私的評価：★★★（6点）
　　蛇足度：★★（4点）
　　　理由：心理描写とエピソードが秀逸なので、早々に交際して進展のない恋でも楽しめた。

恋愛経験ゼロで、地味めな凛咲。学年で1番人気者の夕暮くん。全然接点のない凛咲と夕暮くんが夜の学校で、2人っきりになり…!?　「好きすぎて泣けてくる」そんな想いに溢れた話題沸騰の第1巻！（1巻あらすじ）

140字総評
中学2年生の初恋と青春が凝縮された作品。印象的な場面が多い3回の短期連載で人気を博し、長期連載に。だが早々に両想いな上に、掲載誌や年齢などの問題から恋愛的な進展は望めない。それでも登場人物たちを大切に慈しむ作者の視点によって物語はずっと輝きを失わなかったことに拍手を送りたい。

ある日突然、日常は壊れ、境界線から君が現れた。その日から世界は変わり、そして広がる。

基本データ
集英社　りぼんマスコットコミックス　全10巻
全41話（短期連載3話 + 続編2話 + 定期連載36話）＋番外編　約1,928ページ
掲載誌：りぼん　2011年02月号－2014年08月号
告白　： 　 3話／41話（ 7.3％：する）
両想い：　 3話／41話（ 7.3％）
　キス： 　 3話／41話（ 7.3％）
性行為： 　描写なし
エンディング：ハッピーエンド（時間経過なし。番外編は7年後）
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。