背の大きな貴方を見つめ続けていたら、いつしか下を向かなくなっていた『ひよ恋』

作者:雪丸もえ
(unknown)

雪丸もえ（ゆきまるもえ）
ひよ恋（ひよこい）

　私的評価：★★★☆（7点）
　　蛇足度：★★（4点）
　　　理由：ヒロインの学校生活が1年生の12月から始まるので、イベントが被らないのが◎。

ひよりは、超〜人見知りな高校1年生。わけあって、みんなより遅れてスタートした高校生活。同じクラス＆となりの席の、広瀬くんに恋をしました。いつもまわりに人がいて、明るくて楽しい彼は、自分とは正反対なんだけど―――!?（1巻あらすじ）

140字総評
身長差50cmカップルの設定に目を奪われがちだが人気が出たのはその丁寧な構成のお陰であろう。全14巻の長編作品ながら同じイベントが繰り返しがないので、最後まで新鮮さを失わなかった。大きな波乱が起きる前にはちゃんと事前準備をして、人間関係が滅茶苦茶にならないようにしている点に好感を持った。

50cmという身長差以外にも性格も学力もまるで違う2人がいつしか惹かれ合っていく。

基本データ
集英社　りぼんマスコットコミックス　全14巻　全61話　約2,648ページ
掲載誌：りぼん　2009年12月号－2014年12月号
告白　： 　 22話／61話（ 36.1％：する）
両想い：　 23話／61話（ 37.7％）
　キス： 　 34話／61話（ 55.7％）
性行為： 　描写なし
エンディング：ハッピーエンド（ラスト10数ページは3年経過）
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。