恋降るカラフル(こいふるからふる)
私的評価:★★(4点)
蛇足度:★★★★(8点)
理由:両想い前後のヒーロー以外の男性のヒロインへの恋心を無かった事にするぐらいなら、両想いで完結すべき。
小学生のころ出会った男の子・青人(はると)に恋をした麻白。転校した東京で、彼と全く同じ名前の結城青人と出会うけど、彼は「人違いだ」となぜか麻白に冷たくて・・・。けれど、クールに見えて本当は優しい青人に麻白はどんどん惹かれていって・・・!?迷子になった初恋の行方はどうなるの!?「ハチミツにはつこい」「なみだうさぎ」のヒットメーカー・水瀬藍が贈る等身大初恋ストーリー!(1巻あらすじ)
140字総評
小学生にして運命を感じた男女の数年ぶりの再会と恋を描く。劇的な展開が続くが、作者の描きたい場面を優先するため、物語の整合性は無視。そもそもヒロインの転校理由も説明されない。酷いのが「当て馬」の扱いで、彼らはヒロインに告白することすら許されない。最終盤の展開は支離滅裂と言っていい。


基本データ
小学館 Sho-Comiフラワーコミックス 全9巻 全51話 約1,800ページ
掲載誌:Sho-Comi 2015年第13号-2017年第19号
告白 : 6話/51話 ( 11.8%:する)
両想い: 23話/51話 ( 45.1%)
キス: 1話/51話 ( 2.0%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(最終回は約3年後、ラスト数ページは更に数年後)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。

50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
最初から「運命の恋」とした2人の関係を何とか成立させない努力が見られる。後半は何のためにあるのか…。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト