ずっと一緒に『冬のはなし』『僕等がいた』 - 《漫画》宇宙へポーイ！《小説》

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小畑友紀（おばたゆうき）
僕等がいた（ぼくらがいた）
　私的評価：★★★☆（7点）
　　　蛇足度：★★★（6点）
理由　　：二部構成の後半をどう捉えるかで評価が変わりそう。私は少女漫画としてはマイナスかな。

高校生活の始まり、それは女の子にとって恋の始まり。高1高橋七美(たかはしななみ)、にとってもそれは同じこと…。ナナと同じクラスの矢野元晴(やのもとはる)。女のコの3分の2は必ず恋に落ちるという彼をどちらかというとキライな彼女は!?（1巻あらすじ）

140字総評
ありふれた小さな恋はやがて壮大なドラマになるのだが、それによって少女漫画のカテゴリから逸脱しているように思え評価が難しい。重厚な構造で骨太な作品だと思うが、同時に陰鬱な作品でもある。作品としてはグイグイ読ませるが、主人公たちの恋を応援したくなるかと問われると答えに窮してしまう。

f:id:best_lilium222:20201025202334p:plain — 恋にときめく主人公の一方で、哲学的な問いかけをする彼。この恋、一筋縄じゃいかなそう。

f:id:best_lilium222:20201025202326p:plain — 恋にときめく主人公の一方で、哲学的な問いかけをする彼。この恋、一筋縄じゃいかなそう。

基本データ
小学館　ベツコミフラワーコミックス　全16巻　全70話　約3,232ページ
掲載誌：ベツコミ（Betsucomi）　2002年05月号－2013年03月号
告白　： 　 3話／70話（　4.3％：する）
両想い：　 7話／70話（　10％）
　キス： 　 7話／70話（　10％）
性行為： 70話／70話（ 100％）
エンディング：ハッピーエンド（時間経過なし）