ちっちゃいときから好きだけど(ちっちゃいときからすきだけど)
私的評価:★★(4点)
蛇足度:★★★★(8点)
理由:中盤の虚無は読者にとって地獄。世界観を広げる努力も度量もないように見えた。
「あたしはこんなにドキドキしてるのに……」幼稚園のときから幼なじみの翔(しょう)のことが大好きなつばさ。ずーっといっしょにいたんだし、きっと両想い! ……なんて思ってたら、なんと翔にはほかに好きな人がいるみたい!? 近すぎるから伝わらないこの気持ち。キュンっともどかしい、幼なじみラブ!!(1巻あらすじ)
140字総評
100万部突破した作品だが内容の面白さと売上は比例していない。新人作家が これまで身につけた読切短編の手法で長編を作っていて基本的に すれ違いと仲直りの繰り返し。幼なじみ設定も上手く表現できておらず、中盤以降は当て馬に依存して、彼を玉砕させないため=連載のため、友達でいる期間が長すぎる。
基本データ
講談社 KC別フレ 全11巻 全41話 + 番外編 約2,056ページ
掲載誌:別冊フレンド 2013年07月号-2017年03月号
告白 : 2話/41話 ( 4.9%:する)
両想い: 3話/41話 ( 7.3%)
キス: 3話/41話 ( 7.3%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最終話の10数ページは数年後)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅱ類 短期決戦型 or Ⅲ類 男女交際型
序盤の短期連載部分が原因なのだろうが、交際は きっかけがよく分からないまま始まり、その後も進展なし。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト