きょうのキラ君(きょうのきらくん)
私的評価:★★★☆(7点)
蛇足度:★(2点)
理由 :長編という名の短編集だった前作『近キョリ恋愛』とは違い、構想万全で連載開始。
これは、人生でもっとも輝く365日の恋の話。『近キョリ恋愛』みきもと凜が一番描きたかった物語。――365日、瞬きするのもおしいくらい、あなたを見つめていくから。――肩にインコ(先生)を乗せた変わり者のニノと無意味な毎日を過ごす遊び人のキラ。家が隣同士なのに話したことすらなかった……。けれど、ニノがキラの秘密を知ったことから運命は交錯し、煌めく生の時を刻みはじめる――!!(1巻あらすじ)
140字総評
死にゆく彼との365日を描いた作品。連載開始前から全体の構想を固めていたのが分かる基礎工事が万全な作品。全9巻がベストな長さ。1話で読者層の好きな俺様ヒーローとの胸キュン場面を用意しながら、裏切る構成と動機が見事。ギャップもまた胸キュン。ただし間接的伝聞による胸キュンの多用は辟易。
基本データ
講談社 講談社コミックス別冊フレンド 全9巻 全34話 約1,688ページ
掲載誌:別冊フレンド 2011年10月号-2014年09月号
告白 : 10話/34話 ( 29.4%:する)
両想い: 15話/34話 ( 44.1%)
キス: 1話/34話 ( 2.9%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(最終回のラスト2ページは10年以上経過)
50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
1話こそ粋がっていたキラ君だが、自分の生き方を反省し真っ当な恋愛を進めていく。人格が変わるのが早い。
各巻感想リスト