いくえみ 綾（いくえみ りょう）
プリンシパル
私的評価：★★★★☆（9点）
蛇足度 ：★（2点）
理由 ：後半にかけてどんどん登場人物たちが愛おしくなる。全編通して読んで分かる幸福感の広がり。
東京の学校でハブられ3人目の継父とはうまくいかず、札幌の実父のもとへ引っ越した糸真。そこで出会ったのは、和央と弦。2人に近づくとハブられるらしいけど、恋に落ちてしまったら仕方ありませんね。（1巻あらすじ）
140字総評
この世界のどこかに本書の登場人物たちは本当に生きているのではないか、そう思わせるリアリティのある人物造形が魅力。そして読了後は現実世界までも輝き出す様な幸福感に包まれる。正統派の恋愛漫画ながらベテラン作家ならではのテクニックが随所に光り、かけがえのない物語に昇華させている。
集英社 マーガレットコミックス 全7巻 全26話 約1,536ページ
掲載誌：クッキー 2010年11月号－2013年9月号
告白 ： 24話／26話（ 92.3％）
両想い： 26話／26話（ 100％）
キス： 24話／26話（ 92.3％）
性行為： 描写なし （ ）
エンディング：ハッピーエンド（最終話だけ時間経過1年半ぐらい）
50字分析
少女漫画４分類：Ⅳ類 恋愛成就型。
恋愛イベントは ぎっしり詰まってるけれど相手役とのグラフだと後半に偏る。痛々しくも初々しい恋愛と青春。
各巻感想リスト
