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少女漫画と小説の感想ブログです

恋の相談相手としての『藤原くんはだいたい正しい』が、自分の恋愛では間違える。

藤原くんはだいたい正しい(1) (フラワーコミックス)

ヒナチ なお
藤原くんはだいたい正しい(ふじわらくんはだいたいただしい)

 私的評価:★★☆(5点)
  蛇足度:★★☆(5点)

   理由:ヒロインがなりたい自分になるのではなく、愛されるだけの結末が大いに不満。

松本ヒツジは「着ぐるみちゃん」のあだ名で親しまれ、学校中の人気者。でもその人気はあくまで“キャラ”としての人気であって、男子からも女子からも“女の子扱い”されていないことに気づいてショック! そんな時、生徒会長の藤原くんから「女子扱いされたいなら、そうされるように振る舞え」とキツーいお説教をくらう。藤原くんの教えの下、脱キャラを目指すヒツジは、果たして恋愛対象女子になれるの--!?(1巻あらすじ)

140字総評
1ページでヒナチ作品と分かるほど可愛らしい絵柄で期待が膨らんだが、序盤以外は驚くほどベタな展開で良くも悪くも恋愛に特化した作品だった。主役カップルが色々な人を傷つける言動をしても謝罪が一切ないのは疑問。また生徒会や学校生活という舞台が機能しておらず青春や成長が感じられなかった。

恋の相談相手だった藤原は手厳しいコメントをするが、ヒロインは いつしか恋に落ちていく。

基本データ
小学館 ベツコミフラワーコミックス 全9+1(スピンオフ)巻 全44話 約1,800+200ページ
掲載誌:ベツコミ 2016年02月号-2019年11月号
告白 :   17話/44話 ( 38.6%:する)
両想い:  36話/44話 ( 81.8%)
 キス:   27話/44話 ( 61.4%)
性行為:   描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最終巻は2回 半年ほど時間が経過)
『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。

藤原くんはだいたい正しい 進行度グラフ

50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
典型的なⅠ類のグラフだが告白から両想いまでの間の2人の行動は人を傷つけており褒められたものではない。
『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。

各巻感想リスト

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