地球のおわりは恋のはじまり(ちきゅうのおわりはこいのはじまり)
私的評価:★★★(6点)
蛇足度:★☆(3点)
理由 :連載当初の構想を描き切ったと思われる作品。少し論理的すぎて情緒が足りない。
かわいい双子の妹と比較され「じゃない方」扱いを受けてきた柳瀬真昼。だから「いいことがあっても悪いことが起こる」と人生に期待せずに生きてきた。でも高校入学早々、謎のイケメン里見蒼が急接近! しかも告白!? 「だめだ、こんないいことばかりじゃ地球が滅ぶ」――累計170万部以上の『たいようのいえ』タアモ最新作は王道初恋ストーリー! 恋に踏み出せないネガ少女と×押せ押せイケメンの追いつ追われつラブ開幕です!(1巻あらすじ)
140字総評
過去の体験から他人との距離を見誤ってしまう2人が、恋愛を通して自分の過去と、他者と向き合う。「みにくいアヒルの子」から白鳥になれなかったトラウマを持つ主人公が、みにくかった自分の心を認め、新しい視座を獲得する様子が順序だてて描かれる。恋人を支えにして成長する彼らの姿は清々しい。
基本データ
講談社 KCデザート 全5巻 全20話 約904ページ
掲載誌:デザート 2016年01月号-2017年12月号
告白 : 1話/20話 ( 5%:される)
両想い: 6話/20話 ( 30%)
キス: 4話/20話 ( 20%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過なし。)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅲ類 男女交際型
過去の因縁もありヒーローにとってヒロインは運命の人。彼の性格もあって序盤から積極的なアプローチが続く。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト