帝の至宝(みかどのしほう)
私的評価:★★☆(5点)
蛇足度:★★★(6点)
理由:特殊な設定で読者を獲得してから日常回で延命する白泉社の手癖。だが皇帝陛下と日常回は無理がある。
国民が飢え苦しむ晶王朝。税が払えない村のため、宝を盗み出そうと王宮に忍び込んだ香蘭は、美しい青年・志季に出会う! 一夜明け、皇子を殺した暗殺者が逃亡中という報せが国中に広まる中、香蘭は志季に再会! 志季を暗殺者だと疑う香蘭だが、優しい素顔に戸惑って!?(1巻あらすじ)
140字総評
助けた亀ならぬ助けた皇帝陛下の恩返しで王宮に出入り可能になる一般平民がヒロイン。ヒロインの見た目が幼女が本書の売りだが途中から精神的にも幼くなり、行動に疑問が生じ、あざとヒロインに見える。恋愛的には虚無期間の日常回が長く、シリアスな終盤への切り替えが もう一呼吸早ければ良かった。
基本データ
白泉社 花とゆめCOMICS 全7+特別編1巻 全32話 + 特別編5話 約1,400+特別編168ページ
掲載誌:ララDX 2008年11月号-2014年07月号(本編)
告白 : 19話/32話 ( 59.4%:する)
両想い: 28話/32話 ( 87.5%)
キス: 32話/32話 ( 100.0%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最終話で2年半が経過)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅳ類 恋愛成就型
ヒロインの最初の告白は失敗に終わるが、そこから皇帝陛下ヒーローから愛されるターンに突入。逆転現象が◎
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト