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少女漫画と小説の感想ブログです

後にストーカーとなる元カレとの楽しかった頃の思い出(嘘)『一礼して、キス』

一礼して、キス(1) (フラワーコミックス)

加賀 やっこ(かが やっこ)
一礼して、キス(いちれいして、キス)

 私的評価:★★☆(5点)
  蛇足度:★★★★(8点)

   理由:両想いまでは美しい所作だったのに、長期連載になってから全てが散漫になった。

「俺は先輩のことずっと見てましたよこの人 エロイなー・・・って・・・」中学からの6年間を弓道に捧げてきた、岸本杏(あん)。弓道部の部長は務めているものの、結局、満足の行く結果も残せないまま高校三年生で挑んだ夏の大会が終わってしまう。次期部長は、後輩の三神曜太(ようた)。普段からほとんど練習もしないのに、入部した当初から天才ぶりを見せつけ、大会でもいとも簡単に優勝してしまった三神に複雑な思いを抱える杏。そして、杏はついに引退を決意し、三神に部長の任を引き継ぐことに。だが、それを知った三神は、杏に“あるお願い”をしてきて・・・!?
「色気の魔術師」との異名を持つ、異能の大型新人・加賀やっこ。自身が長年こよなく愛する「弓道」を題材に、いつにも増して、歪んだ愛、究極のフェティシズムパワーを炸裂させて、渾身の思いで描きまくる。この独特の濃密すぎる“やっこ世界(ワールド)”にハマったら最後、やみつきになること間違いなし。ちょっと変態(?)落語よみきり「出来心」も同時収録。(1巻あらすじ)

140字総評
初連載が長編化した作品。様子のおかしいイケメンがヒロインをエロい目で溺愛する独特な設定が人気の根源。作者は そこにドラマ性を盛り込もうとトラウマや病人・当て馬イケメンを用意したが どれも不発に終わる。連載の呼吸を掴めないのに人気だけ上昇し、心技体がバラバラになり、まとまりを欠いた。

部活から、自分から離れていく女性の先輩を あの手この手で どうにか引き留めるイケメン後輩。

基本データ
小学館 ベツコミフラワーコミックス 全7巻 + 特別編1巻 全28話 + 特別編 約1,400 + 200ページ
掲載誌:ベツコミ 2012年10月号-2015年01月号(本編)
告白 :   2話/28話 ( 7.1%:される)
両想い:  5話/28話 ( 17.9%)
 キス:   2話/28話 ( 7.1%)
性行為:   描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最後の4ページは2年後)
『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。

一礼して、キス 進行度グラフ

50字分析
少女漫画4分類:Ⅲ類 男女交際型
男女交際型ではあるが、幸せな日々の描写はなく、デートもしない。結局、男性側に誘導された恋だった。
『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。

各巻感想リスト

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