なみだうさぎ ~制服の片想い~( ~せいふくのかたおもい~)
私的評価:★★☆(5点)
蛇足度 :★★★☆(7点)
理由 :艱難辛苦を乗り越えた両想いの先の展開に工夫がなくて残念。主人公の魅力の無さが露わになってしまった。
席替えは、一大イベント。誰のとなりになるのか、ドキドキ。
中3、初めての席替えで、鳴海(なるみ)のとなりになった桃花(ももか)。
「クラス一、地味で変人」「となりの席になると 一生彼氏ができない」とウワサの彼に、桃花はおびえっぱなし。だけど、鳴海の優しさや意外な素顔を知るたびに、胸がきゅうっとして…!?(1巻あらすじ)
140字総評
清く正しい少女漫画。1巻ごとにこれでもかと不幸に見舞われる主人公だが負けずにその一途な想いを貫く姿勢が胸を打つ。けれど残念ながら5巻までの片想い編、5巻以降の両想い編で評価が変わる。当初からの構想だった前半と違い後半は独創性が失われる。主人公の「なみだ」に価値が無くなってしまう。
小学館 Sho-Comi フラワーコミックス
単行本全10巻 全58話 約2,000ページ
掲載誌:Sho-Comi 2009年第17号-2012年第5号
告白 : 11話/58話( 19.0%:告白する)
両想い: 25話/58話( 43.1%)
キス: 17話/58話( 29.3%)
性行為: 描写なし( )
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:ラスト数ページは数年後~10年後ぐらい)

50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型。
イベントは5巻までで終了。以降の両想い編はゴタゴタ。片想い編で終了した方が漫画にとって幸せだったか。
各巻感想リスト