僕は妹に恋をする(ぼくはいもうとにこいをする)
私的評価:★★(4点)
蛇足度:★★★☆(7点)
理由 :3巻までと後半3冊の内容で全6巻に まとめてくれたら構成がスッキリした作品になったはず。
妹の郁(いく)と兄の頼(より)。幼いころはとっても仲のよい双子だったのに、15歳の今、なんでもできる頼と、なんにもできない郁は似てない双子。そんなとき、頼が郁に突然キスを!「子供のころからずっと、一番大切な女の子だった」と言う頼は、「オレを選ぶなら郁からキスして」と郁に迫るが…!?(1巻あらすじ)
140字総評
双子の兄妹の恋愛を描いた禁断の作品。描かれるのは許されざる一途な純愛か、原罪を背負った新世界のアダムとイブか、それとも知的能力に劣る妹を兄が家庭内で性的暴行を加えた過程なのか。嫌悪感の向こうに様々な読み方が出来る漫画。問題行動の多い兄は、遺伝子による操作説で説明できると思ってる。
基本データ
小学館 小コミフラワーコミックス 全10巻 全58話 約2,000ページ
掲載誌:少女コミック 2003年第2号-2005年第14号
告白 : 1話/58話 ( 1.7%:される)
両想い: 3話/58話 ( 5.2%)
キス: 1話/58話 ( 1.7%)
性行為: 14話/58話 ( 24.1%)
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最終話の後半は10年後)
50字分析
少女漫画4分類:Ⅱ類 短期決戦型。
新人漫画家が小学館の編集部の方針に従順になった結果か。初回から話題沸騰すれば長期連載も夢じゃない。