先輩読者の助言としては『花になれっ！』を読む時は、頭の中を空っぽにしてバカになれっ！

宮城理子（みやぎりこ）
花になれっ！（はなになれっ！）

　私的評価：★☆（3点）
　　蛇足度：★★★★☆（9点）
　　　理由：恋人とすれ違い → 他の男へと浮気＆セクハラ → 秒で仲直りのエンドレスワルツ。

その地味さゆえに、好きな人からも相手にされないマジメな女子高生・山田もも。唯一の肉親である祖母を亡くし、天涯孤独となったももは、ひょんな事から超イケメン・蘭丸の家で住み込みのメイドをする事に！　その上、蘭丸の手によりキレイに大変身を果たし…!?　解説エッセイまんが／宮城理子（1巻あらすじ）

140字総評
学校内の特殊な四角関係だったはずが、総勢25人のイケメンが登場しヒロインがとにかく愛され愛撫される過激さを売りにする漫画に変容していく。その内16人とキスをし、計14人から愛撫されるビッチなヒロイン。中盤以降はマンネリの極致で、ヒーローの役割が浮気性の妻を迎えに行くだけなのが涙を誘う。

地味な少女が大人の女性に花開くかと思いきや、男性から庇護されるばかりのロリ系少女に変身。

基本データ
集英社　マーガレットコミックス（集英社文庫）　全16巻（文庫版9巻）　全107話　約2,800ページ
掲載誌：マーガレット　1997年No.12－2002年No.5
告白　：　　　4話／107話（ 3.7％：される）
両想い：　　　7話／107話（ 6.5％）
　キス：　　　1話／107話（ 0.9％）
性行為：　　107話／107話（ 100％）
エンディング：ハッピーエンド（ラスト10ページは数か月経過）
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。