思春期未満お断り(ししゅんきみまんおことわり)
私的評価:★★★(6点)
蛇足度:★★☆(5点)
理由:続編で、恋のライバルとなる新キャラを投入しては退散させるマンネリが見られた。
天涯孤独の16歳・樋口飛鳥(ひぐちあすか)が上京したのは、まだ見ぬ父に娘と名乗りをあげるためだった。亡き母に導かれるように出会った真斗(マナト)と和沙(かずさ)は、なんと飛鳥の異母弟妹。むりやり2人の家に居候を決めた飛鳥だったが、肝心の父は真斗と和沙にもいまだ姿を見せない謎のロクデナシであることが明らかに。
ひとつ屋根の下で暮らす3姉弟妹の前途に、思春期男女のあぶない予感が!?(1巻あらすじ)
140字総評
時代を感じる服装を除けば連載から30年以上経過しても十分 面白い作品。それは序盤では少年漫画の要素を採り入れており、2人が恋愛感情に気づくまでは学園コメディの純度が高いから。ただ交際編からはヒロインの性格が変容し、意地を張るばかりなのが残念。その分、ヒーローの器は大きく見えるのだが。
基本データ
小学館 フラワーコミックス 全7巻(本編3巻 + 続3巻 + 完結編1巻)
全28話 (本編17話 + 続10話 + 完結編1話) 約1,176ページ
掲載誌:少女コミック → 少女コミック増刊(続) 1990年02号-1990年18号(本編・以降は詳細不明)
告白 : 14話/28話 ( 50.0%:される)
両想い: 17話/28話 ( 60.7%)
キス: 13話/28話 ( 46.4%)
性行為: 27話/28話 ( 96.4%)
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:完結編は1年以上経過。ラストは数年後?)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
数値は続編などを合算したもの。本編だけならⅣ類 恋愛成就型となる。恋愛は姉弟疑惑が解消されてから解禁。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト