《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

主に少女漫画と小説の感想ブログです

誕プレにネックレス⁉ あの人はセンスが皆無なのよ。これは女ね、女がいるのね⁉

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森下 suu(もりした すう)
日々蝶々(ひびちょうちょう)
第7巻評価:★★★(6点)
  総合評価:★★★☆(7点)

つきあって初めてのすれちがい。でもすいれんと川澄は2人なりのやり方でお互いが好きという気持ちを確かめます。そしてバレンタイン、すいれんの誕生日、と距離が縮まる、どきどきのイベントがいっぱいの第7巻です。

簡潔完結感想文

  • 怪我の功名その2。余裕が出来たので二人で過ごす時間も増えてゆく…。
  • バレンタイン回。川澄だけじゃなく良祐にもチョコレートが舞い込む。
  • 誕生日回。川澄の成長が見られるプレゼント遍歴。次の記念日はいつ?


骨がくっつくまでは二人でくっついていられる7巻目。

正月稽古の最中に先輩・後平に腕の骨を折られてしまった川澄。
空手バカ一代の川澄は後平の強さや怪我などお構いなしに、自ら精進する事を誓う。

一方、新学期が始まってから川澄の怪我を知ったすいれんは、その事実と、怪我の報告を含めて新学期まで電話が無かったショックの二重の衝撃に見舞われていた。
だが怪我をしても空手に前向きな姿勢を見せる川澄に、すいれんがかける言葉は彼の応援しか残されていなかった。
その言葉は嘘ではない、でも本心からでもなくて…。

やなやつ後平によって炙り出されるすいれんの抑圧している心理。
だが後平の存在が重い川澄の口を開かせ、後平や空手への想いが語られ、そしてすいれんとの対話のきっかけになる。

そして怪我のお陰で連絡すらままならなかった関係が一転、部活の参加時間が短縮された川澄と一緒に過ごす時間が増えることが判明。
そこでようやくデートらしいデートを重ねる二人。
ちゃんと手も繋いでいます。

なかなか電話はしないけど、かけてくるのはド深夜にばかりの川澄。
誰か彼にマナーを。

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意外と恋愛は夜行性の川澄。早寝早起きの人だとばかり思っていたが。
不器用なりに交わされる会話に、川澄がすいれんをどう思っているかが初めて語られる。
多分、川澄はすいれんが思っている以上にすいれんの事が好きだろう。

確かにお互いの気持ちは測れなくて、自分の気持ちしか分からないものだけど、早くすいれんがその事に気づいて欲しいものだ。
気になるのはすいれんは自分の容姿をどう思っているのだろうということ。
自信に繋がる訳でもなく、煩わしい七光りみたいなものなのかな。


バレンタイン回では友人・良祐も女子からチョコレートを貰う。
男二人は仲良く並んでその幸せに浸るが、翌日から良祐にチョコを渡した女子生徒がよそよそしくなり一転して落ち込む良祐。
そんな良祐の様子を見かねて、その女子生徒に問いた出しに行くという、らしくない行動を取る川澄。

ここは男の友情が感じられる場面ですね。
または恋愛が川澄を成長させたのでしょうか。
今後も女子との会話などに注目です。

付き合うかどうか逡巡してる良祐のところに登場するのが恋愛マスター・後平くん。
やなやつだけど頼れるやつ。
この場面で後平くんに「すいれんちゃん呼び」を止めさせる川澄の精一杯の抵抗も見所。
果たして作中で川澄がすいれん、と呼ぶ日が来るのか。
本当にこの漫画はそんな些細な注目ポイントがいっぱいありますね。
作中で特に何も起こらなくても読み続けられるのはこういう理由もあるのでしょうか。


続くすいれんの誕生日回も川澄は、すいれんの友達を屋上から人払いする手回しをしている。
なんだか急にスマートになってしまった。

変化といえば二人の距離がまたぐっと近づいたことも変化だ。
多少ぎこちなくはあるが身体を寄せ合い川澄の胸に顔をつけるすいれん、そしてすいれんの頭に手を添える川澄。
究極的にプラトニックだった二人に変化があるのか、とても時間はかかるだろうけど、二人の関係性に目が離せない。

そしてもう一つの変化は川澄のプレゼントセンス。
プレゼントを選ぶ際に商業施設には良祐と二人で行ったものの、選んだ時は独力だった川澄。
これはマスター・後平くんのセンスの影響か、それとも女性店員さんの誘導があったのか、気になるところです。
大局的にはあんまり心配がいらないだろう恋愛の行方よりも、次のプレゼントが何かが気になっている私です。

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格段にレベルアップした川澄のプレゼントセンス。夜な夜なネット検索してたりして…。
今巻のラストでは新学年・新学期を迎える。
この高校は2年進級時もクラス替えがあるみたい。
これまですいれんの後ろ盾として活躍していた幼なじみ・あやちゃんとの別れ、川澄とは同じクラスになった…。
今後の展開には一波乱ありそう。


「日々蝶々 番外編」…
1年前、小春が新入生として入学した頃から始まる。
相手をよく知らないまま学校で一番恐れられている存在の彼女になった小春が本気の恋と出会うまでの話…。

これはどう読めばいいのかしら。
小春を見損ったというのが正直な印象。
喧嘩の強さが男の基準なのかな、 頭が弱いのかな、自分は虎の威を借りる狐になろうって話なのかな?

川澄のは本気の恋だからという理由もあったでしょうが、川澄に対して積極的なアプローチをした後、負け戦を予感するときっぱりと手を引いた小春の姿とは随分と違いました。
サイドストーリーとしても描かれた意図がよく分からない。
小春ってそんなに重要な登場人物なの?

日々蝶々 7 (マーガレットコミックス)

日々蝶々 7 (マーガレットコミックス)

  • 作者:森下 suu
  • 発売日: 2014/04/25
  • メディア: コミック