- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003/04/16
- メディア: 単行本
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ロングセラー・エッセー第2弾。本番直前で主役が交代、元気な母の入院、大学の劇団時代からの親友の死…。津波のように押し寄せる難事件に立ち向かう人気脚本家の奮闘記。『朝日新聞』2001年9月〜2002年12月連載。
前作『三谷幸喜のありふれた生活』の続編。「2」ですから当たり前に続編ですけど…。今回は三谷さんの周辺に不幸が多かった気がします。あらすじに書いてあるように怒涛の厄年を送った三谷さん。しんみり読ませる所もあり、怒涛の真っ只中の三谷さんの前向きな姿勢に、頑張って!と声援を送りたい所は多数あり。
このころの三谷さんのお仕事は、舞台はもちろん、テレビではフジテレビ「HR(香取慎吾)」やNHK大河ドラマ「新撰組」の次期脚本家に決まったり、またまた忙しい日々。今作では再来年と語っていた「新撰組」も2004年の現在放映中。しかし小林聡美・三谷幸喜夫婦は、いつまで経っても新婚のような初々しさでお互いを労わりあっているんでしょう。私の好きな伊集院光夫妻も新婚気分だな、と思うことがあるんですが、もしかしたらそれ以上かも。私の一番好きなエピソードは間違い電話のエピソード。奥さんにした電話が実は…!? このエピソードが三谷幸喜の奥さんへの愛情を一番感じさせてくれました。ぜひ皆さんにも一読をして欲しいです。