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あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

無法地帯同然のクラスで学級委員をしていた命がけの中学時代、学園紛争元祖の学校での熱血高校時代…。夢多きアホだった疾風怒濤の学生時代を赤裸々に綴る抱腹絶倒の青春記。


期待したほど爆笑は出来なかったな、というのが最初の感想。というのもこの本を買う前に図書館でこの本を見つけパッと開いたのが1篇のエッセイ「僕のことではない」だったから。この短篇は東野圭吾さんがよく知る人・K(圭吾のKではない!)の少年時代の悪行の限りを書き記したもの。 この設定で文中に登場するK少年が行う犯罪が赤裸々に語られていくのは面白くないはずがない。私は図書館で笑いをかみ殺して読み、この本を買って帰ろう!と心に誓ったのであった。が、結局このエッセイでは「僕のことではない」が一番面白かったのだった…。辞書を引くときに目的のページに一発でたどり着けるように、私は一番面白いエッセイから読んでしまったのである。高く設定したハードルに届くものは少なく、なんとなく物足りなさを感じてしまった。もう一つ感じたことは、東野さんって意外と歳をとっているんだな〜ということ。雑誌などで見かける写真ではお若い印象でしたが、語られるエピソードは私とは違う年月を生きていらしゃったんだな、と実感。1958年生まれなら当然ですが、顔写真がお若いので錯覚してました。

あの頃ぼくらはアホでしたあのころぼくらはアホでした   読了日:2002年01月08日