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眠りの森 (講談社文庫)

眠りの森 (講談社文庫)

美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語


『卒業』の探偵役として登場した加賀恭一郎が、再び登場。加賀恭一郎シリーズは不定期に何冊が出ているので、シリーズを読みたい人は欄の左上にシリーズ名が書かれている本を読んでみてください。(順番はバラバラですが‥)東野さんの作品で、警察側から書かれている作品って実は少ないと思います。
本編の内容は、バレエ劇団の中で起こる殺人事件に、加賀が刑事の領分を越えてまで捜査するという内容。シリーズ前作「卒業」では、冒頭から大学4年生時にプロポーズしていたのに‥まさか、所帯持ち警官!?なんて思っていたら、今作でも冒頭から、その彼女と思われるエアメールが届いている。二人の間に何があったか、詳しくは明かされてません。大学卒業と同時に別れたとは明言されているのですが‥まさか警官になることに反対しての別離なのか?
なんて加賀君プライベートに焦点を当ててしまいましたが、内容はまっとうな推理小説です。ただ手法として、誰が、というよりも、何故?という問題に焦点が当てられている気がします。それは加賀恭一郎シリーズの大きな特徴かもしれません。

眠りの森ねむりのもり   読了日:2002年04月02日