《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

少女漫画と小説の感想ブログです

『おいらんガール』はバイト感覚で遊女の世界を漂うヒロインを揶揄するのに最適な言葉。

おいらんガール 1 (花とゆめコミックス)
響 ワタル(ひびき ワタル)
おいらんガール

 私的評価:★★☆(5点)
  蛇足度:★★(4点)

   理由:物語を横に広げる展望を持てぬまま連載化して行き詰まり、禁じ手を使った印象。

時は江戸。火事で家を失い、吉原に売られた商家の娘・椿! 自分に心傷を刻んだ初恋の奉公人を見返すため、花魁の頂点を目指すことに。…が、姉女郎で吉原のナンバーワン花魁・鷹尾に目を付けられていて!? 自分にだけ根性悪な一面を見せる鷹尾に椿は翻弄されるが!?(1巻あらすじ)

140字総評
江戸時代、吉原の遊郭が舞台の作品。遊郭を、白泉社特有のセレブ学校に見立て、性別隠匿や天才ヒーローと努力型ヒロインなど「らしい」要素を詰め込む。しかしヒロインを成長させる道筋を描けず、吉原は巨大な密室になる。密室脱出の強引なアイデアによって、ヒロインは中途半端な存在に成り果てた。

「私立おいらん高校」は女装ヒーローがトップ。ど根性ヒロインは彼を見返すため努力する。

基本データ
白泉社 花とゆめCOMICS 全5巻 全23話 約1,000ページ
掲載誌:ララ 2010年02月号-2013年01月号
告白 :   17話/23話 ( 73.9%:する)
両想い:  17話/23話 ( 73.9%)
 キス:   17話/23話 ( 73.9%)
性行為:   描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過なし。)
『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。

おいらんガール 進行度グラフ

50字分析
少女漫画4分類:Ⅳ類 恋愛成就型
全ての恋愛イベントが一気に起こった後、怒涛の展開となり恋愛は吹き飛ぶ。問題解決後が本当の両想い。
『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。

各巻感想リスト

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