- 作者: 金城一紀
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本
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金城一紀さんの新作。数多くの映画が登場する『映画篇』の中でも最も重要な役割を果たした映画といえば『ローマの休日』だろう。実は私は有名な『ローマの休日』ですら未見で、本書を読了してからというもの、ずっと『ローマの休日』が気になっていた。そこへちょうど金曜日の深夜にテレビ放送されることを知って録画。そして今日、冒頭部を少しだけと思って見始めたら、見終わっていた。なんとまぁ素晴らしい映画でありましょうか。ローマ。何と言ってもローマです。もっと子供っぽい話だと思い込んでいたけれど、何ともビターな大人の話でした。50年前の映画かぁ…。自分には120分間ジッと座っている集中力はないと思って映画から遠ざかっていたけれど、それは映画がいけなかったのだ、と責任転嫁する事にしました(笑)
有名な「真実の口」のシーンでのオードリーへのドッキリ。騙されたオードリーが仕掛け人グレゴリーの手を見つめる、あの間(ま)。あの間はどんなバラエティ番組より爆笑を誘います。繰り返して見ては笑ってしまった。素晴らしい休日をありがとう。