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参ってノリコ、困って祈り。

湖底のまつり (創元推理文庫)

湖底のまつり (創元推理文庫)

感想は コチラ に。
まいってのりこ→こまっていのり→こていのまつり。この見出しは泡坂妻夫(あわさかつまお)さん、本名:厚川昌男(あつかわまさお)さんに倣ってアナグラムになっております。あれっ、そういえば登場人物に紀子(のりこ)っていなかった? 傷付いて参ってしまった紀子が寒村の神社に行く(祈ってたかは忘れた)、という点では、なかなか的を射たアナグラムかも。
早くも今年の総決算をする訳ではありませんが、「既読の作家さんで度肝を抜かれた部門」第一位は泡坂さんかもしれません。長編の泡坂作品は短編とは一味も二味も違った、凝りに凝った仕掛けが待ち受けていた。特に本書はあの泡坂さんが、あんな事もこんな事も書いちゃうの!?と別の意味でも驚かされた作品。創元推理文庫の長編3作には恐れ入りました。