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骨董パクる。

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

感想は コチラ に。
江神二郎シリーズ第2弾。先日、第4弾の『女王国〜』を読了(感想は後日)。15年振りのシリーズ再開作品、それを数日で読んでしまう事に背徳感を覚えたけれど、面白かった。
思えば私がシリーズ3作目を読んだのは6年前。それからシリーズ再開を私なりに待ち望んでいましたが、最新刊の4作目を読了すると満足感と共に一抹の寂しさも感じた。シリーズが全5作の構想なのは既知だったので、3作目でシリーズが停滞している間は、まだシリーズ半ばじゃないか!と思っていた。しかし、いざ4作目を読了して見ると、泣いても笑ってもあと1作しかないのか!という焦りにも似た感情が湧き上がった。シリーズが完結するその日が待ち遠しくもあり、永遠に来ないで欲しくもある。二律背反。今すぐ touch me〜♪
そういえばミステリ(特に新本格で5作以上続いているシリーズ)で完結したシリーズはあるのだろうか? 思い出せるだけでも、「館」も御手洗潔も(新本格じゃないか?)円紫さんも匠千暁も火村英生も京極堂も、その他色々私が未読の探偵たちも多分まだまだ活動を続けている。一応、完結したのは犀川創平くんぐらいか(いや、これも続いている状態か)。森博嗣が怖いのは、速い刊行ペースで新本格作家が温め続けているアイデアを、お先に簡単にやってのけてしまう危険があるところだと思う。