私的評価:★★★★(8点)
蛇足度:★★(4点)
理由:1話1ページが貴重な全4巻の作品なので『1巻』との重複が多かった『2巻』の内容が惜しい。
賀茂口真砂は顔も成績も運動も「普通」な少女。一方、兄の司朗はすべてに秀でたカリスマ生徒会長。文化祭を間近に控える中、真砂をかばった司朗は事故で亡くなってしまう。そして真砂にある異変が…!? (1巻あらすじ)
140字総評
兄の死で兄の霊体との「二心同体」が始まる基本はコメディの作品。読者を泣かせながら笑わせる、その同居が本書の特徴。愛読者がいる限り兄が成仏しないのが笑えた。この設定でヒーローの溺愛、性別を偽る生活、庶民と上級国民との関わりなど白泉社読者の心をくすぐる要素を兼備させた点に感心した。
基本データ
白泉社 花とゆめCOMICS 全4巻 全17話 約800ページ
掲載誌:ララ 2006年02月号 - ララDX 2009年07月号
告白 : 描写なし (ヒーロー以外から あり)
両想い: 描写なし
キス: 描写なし (ヒーロー以外とは あり)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最後の10数ページは1年後)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:分類不能
告白やキスなど恋愛イベントは起こるものの、それは私が考えるヒーローとは別の男性キャラなのでノーカン。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト