君のコトなど絶対に(きみのコトなどぜったいに)
私的評価:★★★☆(7点)
蛇足度:★(2点)
理由:長すぎる白泉社作品とは違い、もう1巻分ぐらい長くても良いと思える長さ。
幼少期、老舗百貨店の娘・天真(てんま)にプライドをずたずたにされた成金企業の息子・礼央。復讐を誓ってアメリカで過ごし早10年。帰国していざ再会した天真は、実家が倒産し一文無しになっていて…!?(1巻あらすじ)
140字総評
自分に屈辱を与えた相手を ときめかせて死なそうとする復讐譚。各巻末ごとに舞台や各人の心境が大きく変わり、どの巻も新鮮な気持ちでページを進める。白泉社らしい上流国民の話なのだが、ままならぬ現実や自分自身に直面した彼らはずっと成長している。10代の高校生の放つ輝きが閉じ込められた佳作。
基本データ
白泉社 花とゆめCOMICS 全4巻 全22話 約800ページ
掲載誌:ララ 2014年10月号-2017年09月号
告白 : 20話/22話 ( 90.9%:する)
両想い: 21話/22話 ( 95.5%)
キス: 描写なし
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過:最終回のラスト8ページは10年後)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅳ類 恋愛成就型
グラフの形だけ見れば典型的な白泉社作品の形なのだが、全4巻なので中弛みが全くなく、徹頭徹尾 楽しい。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト