まぁまぁ怒らないの。だから最初から断ってるでしょ、ビッチだって。『マイルノビッチ』

佐藤ざくり（さとうざくり）
マイルノビッチ

　私的評価：★★★☆（7点）
　　蛇足度：★★（4点）
　　　理由：10巻近く話が進んでようやく本題に入り、そこからゴタゴタするのがもどかしい。

まいるは、どブス。メイクやお洒落などもっての他とモッサリ髪に眼鏡の誰もが気味悪がる地味女。ブスに恋愛なんかちゃんちゃらオカシイ…と思っていたら、「サボらずに掃除してるの偉いと思って」と告白してくる男子が!?…これ、まいるが生まれ変わるきっかけの事件なんだけども…詳しくは読んでのお楽しみ。ゼロから始める美人入門スタート！（1巻あらすじ）

140字総評
どん底人生からの下克上を狙い、男性との交際を目指す主人公の奮闘記。早い展開がスピード感を生みグイグイと物語に引き込まれる。登場人物がかなり多いが1人1人に個性があり、また人の配置が周到。少女漫画ヒロインにしては交際人数が多くなるが、それでも主人公は応援したくなるタイプのビッチだ。

落とし穴に落ち文字通り人生のどん底のまいるに天佑が神託を告げる。ビッチ誕生の瞬間である。

基本データ
集英社　マーガレットコミックス　全12巻　全76話　約2,480ページ
掲載誌：マーガレット　2011年No.2－2014年No.10
告白　： 　 68話／76話（ 89.5％：する）
両想い：　 76話／76話（ 100％）
　キス：　　　　描写なし
性行為：　　　　描写なし
エンディング：ハッピーエンド（時間経過なし。）
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。