彼はトモダチ(かれはトモダチ)
私的評価:★★(4点)
蛇足度:★★★★(8点)
理由:長編化したことで中学生同士の淡い恋愛を見事に台無しにしてくれた。
中3のヒヨリは隣のクラスの水野に片想い中。そんなとき、席替えで隣になった佐々本が水野と幼なじみだということを知り、協力を依頼。だけど、友達だったはずの佐々本が次第に気になりはじめて……!? ゼロから始まるスクール・ラブ連載、待望の第1巻!!(1巻あらすじ)
140字総評
ピュアな恋愛を描く短期連載終了後に、ドロドロな四角関係に焦点を当てて長編化した作品。読者の注目を集めるために波乱ばかり起こし、やがて扱い切れない問題にまで手を出してしまう。最も嫌悪感を覚えたのは その問題が作品内で一定の役割を終えると、無かったかのように綺麗に忘却されたことである。
基本データ
講談社 KC別フレ 全7巻 + 番外・完結編1巻 全28話 + α 約1,488ページ
掲載誌:別冊フレンド 2007年10月号-2010年03月号
告白 : 4話/28話 ( 14.3%:する)
両想い: 4話/28話 ( 14.3%)
キス: 5話/28話 ( 17.9%)
性行為: 描写なし
エンディング:ハッピーエンド(最後の数ページは約10年後)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅱ類 短期決戦型
短期連載中に交際が始まり、長期連載後すぐに交際に不具合が発生。試練を与えて恋愛に価値を出そうと必死。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト