恋*音(こいおと)
私的評価:★★★☆(7点)
蛇足度:☆(1点)
理由:ヒーローは最初からトラウマを装備済みで、過不足の無い全20話。
聞きたいことはいっぱいあった。どうしてあの日、流星を見にきてくれたのか。どうしてあの日、夜の海に入って行こうとしたのか。でもあれ以来、キミに会うことはなかった。そして出会ったことさえ夢に思えてきた頃、またキミに――会った。初めての恋があたしをさらってゆく…。(1巻あらすじ)
140字総評
宇佐美作品2作目。やっぱり私は作者と「宇佐美男子」が好きだと再確認できた佳作。読者を胸キュンさせながら不穏なトラウマを同時進行させる手腕が見事。ドラマチックな前半に加え、徐々に強くなる2人の絆を実感できる中盤、そして2人だから迎えられた結末と、交際の歩みと内容がリンクしていく。
基本データ
小学館 ベツコミフラワーコミックス 全5巻 全20話 約1,000ページ
掲載誌:ベツコミ 2007年08月号-2009年03月号
告白 : 4話/20話 ( 20%:する)
両想い: 5話/20話 ( 25%)
キス: 6話/20話 ( 30%)
性行為: 16話/20話 ( 80%)
エンディング:ハッピーエンド(時間経過なし。)
※『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。
50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
全てのイベントが順番に起きる。性行為をすることは彼の暗い過去もチャラい過去も受け入れることでもある。
※『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。
各巻感想リスト