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少女漫画と小説の感想ブログです

胸を射抜かれたのは、君が私を下の名前で呼んだせい 『胸が鳴るのは君のせい』

胸が鳴るのは君のせい(1) (フラワーコミックス)

紺野 りさ(こんの りさ)
胸が鳴るのは君のせい(むねがなるのはきみのせい)

 私的評価:★★★(6点)
   蛇足度:★☆(3点)

理由  :蛇足と言うより不足。最終回にカタルシスが全くない。番外編は読者へのアフターケアだろう。

中2の時に転校してきた彼のことがずっと気になっていたつかさ。
卒業間近の中3の冬に勇気を出して告白したけれどあえなく玉砕…!!!
なんか普段からよくしゃべっていてほかの子よりも自分に素顔を見せてくれてる気がして
友達も「両思いじゃない?」なんて言うし、自分でも本当に好きだしすごくすごく期待して告白したら
「そんなふうに思ったことなかった」ってズバッとフラレてしまった。。。
そんな女の子の、片想い奮闘記☆
仲のいい友人(!)を友人としてなくしたくないし、けど優しくされるたびどんどん好きになって苦しくなっていく。
そんな思春期の一大事を丁寧に描いた作品です。
ギャグテイストあり、主人公がずっと一途に好きな男子・有馬くんのイケメンっぷりも充実してます。
新鋭連載第1巻。ぜひ。(1巻あらすじ)

140字総評
一途な片想い漫画。男女それぞれに恋愛の障壁を設けて恋愛成就を遠ざける。短期連載で始まった序盤は事前準備と工夫が見られたが、中盤以降はプロットに粗さが目立つ。それが顕著なのが最終巻で言うべき一言を言わなかったこと。これには唖然とした。番外編で救済されるが力量不足が露わとなった。

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自分で否定しがちな自分を彼は肯定してくれた。それだけで世界は輝きだす。

基本データ
小学館 ベツコミフラワーコミックス 全5+1巻 全22話 + 番外編3話 約1,200ページ
掲載誌:ベツコミ 2012年11月号-2014年09月号
告白 :   1話/22話 ( 4.5%:する)
両想い:  12話/22話 ( 54.5%)
 キス:   16話/22話 ( 72.7%)
性行為:   描写なし
エンディング:ハッピーエンド(時間経過なし。)
『少女漫画分析』についてはリンク先をご参照ください。

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胸が鳴るのは君のせい 進行度グラフ

50字分析
少女漫画4分類:Ⅰ類 標準型
作者はⅣ類 恋愛成就型を念頭に描いたのだろうけれど、グラフとしては標準型に近いのでⅠ類に分類します。
『少女漫画4分類』についてはリンク先をご参照ください。

各巻感想リスト

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