《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

主に少女漫画と小説の感想ブログです

5巻の王様だーれだ? はい、みんな大好き☆水野マミたんなのですぅー。

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遠山 えま(とおやま えま)
わたしに××しなさい!(わたしに しなさい! または わたしにバツバツしなさい!)
第5巻評価:★★★(6点)
  総合評価:★★★(6点)
 

「特別」じゃないのに やさしくするな。マミとのゲームのために時雨を避けていた雪菜。しかし最後の最後で時雨が猛反撃! おまけにマミから、さらに過激な指令を出され……。Wデートでのふたつの「××」は、マミの思うツボ? それとも……!? 急展開の第5巻。

簡潔完結感想文

  • 因縁の4人で遊園地。マミの指令は続いており、雪菜は晶にある命令を…。
  • お互い別の人とキスしたと思いこじれる雪菜と時雨。そして彼らも…。
  • キスは出来ないけど耳は舐めれますが、何か? 教壇は生徒の物です。


雪菜女王から主導権を奪ったマミ王女がまだまだ活躍する5巻。

今更、気づきましたが『4巻』後半から今巻は「マミのxxしなさい!」なんですね。
幼なじみの時雨はマミの過去も弱さも知ってるから優しくしてくれて、その強気な目つきの割には押しに弱い雪菜に対しては、屁理屈で彼女から主導権を奪い続ける。
雪菜の強く言い返せないところは可愛いところであり、論理的思考が出来なそうな可哀想なところでもありますね。
唯一、マミの支配をうけないのが晶ですが、それはまた次巻のお話。

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まだまだマミのターン。マミの企みによって4人の関係は変わっていくのだろうか…。
あぁ、遂に耳かんじゃったよ、耳舐めちゃったよ…。
しかも時雨からだけでなく、雪菜からも積極的に甘噛みしだす始末…。
お話の展開としては頭打ちの感じも出てきましたけれど、2人の「ラブ」を確かめる行為だけは確実にエスカレートしています。

ただ、その反対に本書における禁止事項が見えてきますね。
・下着は見せない。(後記:『7巻』で見事に透けました…)
マミに騙されプール清掃を一人で行う雪菜。間違ってホースの水が自分にかかっても、体操服が体に密着するが下着が透けて見える少年漫画のような描写はない。
これまでもどんなにミニスカートが翻ろうとも下着だけは描かれてませんでしたね。
・性的な表現はしない。
これは直接的なということですね。時雨がいくら感じても顔が赤くなったり、吐息が乱れたりするだけです。

「ちゅく ちゅく」「ペロっ」「ビクンッ」が性的な表現ではないかというと非常に怪しいところですが。
・キスがゴール。
本書の世界ではキス以上の行為など存在しません。
恋愛事、性的な事に知識のない雪菜はともかく、時雨もそれ以上の行為が存在する事を言及したことはない、はず。
ここら辺は小学生読者がいる事をちゃんと前提にしているのでしょう。
だから過剰なエロさを感じるのは読者側に過剰なエロ知識が蓄積されている証左なのであります。
作品にクレームをつける前に己の恥を知れ、俗物が!というところでしょう。
そして指舐めや耳舐めは前戯でも何でもないキス以下の行為なので問題ないようです…。

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お互いの心身の弱い部分を探っているだけであって、いやらしい意味なんて、ないのです…。
作品の中ではキスをした相手と幸せになるという大前提があるので、今回、マミが雪菜に指示を出した観覧車の中でキスをするよう仕向ける、というのは最終回の危機でもあったのです。
キスをすると作品世界が崩壊する、一種の「セカイ系」として読むと、キス直前のシーンは今まで以上にドキドキしますね。


教壇は生徒が隠れるために存在してるんですかねー。
この漫画でも2回目(教室と今回の体育館)の使われ方ですし、少し前に読んだ『漫画』でも効果的な使われ方がされていましたね。

時雨や晶との前戯行為そのものもそうですが、行為に関して段々と人目が多くなっているのも気になります。
観覧車では時雨やマミが見ているにもかかわらず、イチャついていたし、ラストの生徒総会の準備に生徒たちが追われる体育館での攻守交代による耳舐めなんか公衆の面前と言える。
夫婦やカップルが刺激を求めてエスカレートして逮捕されちゃう案件ですよね、これ。

もう感情面なんて無視されているに近い。
特殊な「プレー」をお楽しみください、といった感じだ。


一応、感情面を考察すると今巻終了時点で一番「ラブ」に近いのはやっぱり晶でしょうか。
マミは時雨に執着を見せてはいるが、それは彼女の幼稚性というか、このままでいたい気持ちの方が強そうだ。
だから時雨の「ゲーム」が早く終わるのを願って、雪菜に時雨を好きと言えと迫ったりもするのかな。
(マミの推察『6巻』読んだら全然違いましたね。忘れて下さい。)


そういえば雪菜=ユピナのケータイ小説には、自分や晶、時雨をモデルにした人物は登場しますが、マミをモデルにしたキャラは結局、最後まで出なかったのかな?
(後記:イメージ映像はないけれど伯爵の婚約者がそうなのかな?)
自分たちをモデルにして男2人が雪菜を取り合う小説なんて、なんだか女子小学生の密かな夢物語だなぁ…。