《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

主に少女漫画と小説の感想ブログです

両親に紹介して、風早まったことは出来なくなっ太くん爆誕。キスまでのディスタンスは∞。

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椎名 軽穂(しいな かるほ)
君に届け(きみにとどけ)
第13巻評価:★★★☆(7点)
   総合評価:★★★★(8点)
 

夏休み、海へ出かける爽子たち。千鶴やあやねの気持ちもそれぞれ変化してきている様子。爽子は風早の家へ勉強をしに行く。風早の家族と初めて出会う。2学期が始まり、修学旅行の行先は沖縄。うきうき気分が盛り上がる中、あやねにも恋の予感!?

簡潔完結感想文

  • 夏の海。水着?そんな肌の露出は大和撫子の爽子はしません。来年着るかな?
  • 風早家へお呼ばれ。4人と1匹全員にご挨拶。親の顔が風早暴走のストッパー。
  • 修学旅行準備編&出発。友達と彼氏と同じグループ。1巻からは考えられない。


夏が終わると高校生活も折り返し地点。
来年の今頃は進路に迷う時期なので彼氏彼女としてこの1年を満喫しましょう、の13巻。

巻をまたいでお送りしてきた高校2年生の夏休み編ももうすぐ終わり。
かなりの日数登校して夏期講習、または補習を受ける2-Dの面々は夏の最後の思い出として海に行く事を急遽決める。
舞台が北海道ではなかったり、爽子でなかったら水着回だったのでしょうが、今回は千鶴以外全員制服。
一度家に帰ったにもかかわらず私服でもないのが残念。

爽子の水着姿に赤面する風早の姿見たかったなぁ。
意外にちゃんと観察する爽子の風早のボディチェック見たかったなぁ。
来年がラストチャンスですが海に来る余裕はあるかなぁ。
『12巻』の最初の話の扉絵では水着だったんですよね、みんな。
それが最初で最後の水着ですかね。
…って、水着に執着強すぎですね、私。


海辺では爽子たち友達三人組は三者三様の過ごし方。
爽子は風早と平和に砂山を作って遊ぶ。
人前でも手を繋ぐことが出来るようで、波打ち際に二人で佇む。

それを見て悲しげな目をしているのが健人。
まさかの爽子への失恋を少し引きずっている様子。
てっきりチャラ男100%で爽子にちょっかいを出しているのかと思いましたが、好きな子をからかう感覚だったのかもしれません。
基本笑顔で喜怒哀楽が出ない顔してるので健人の心情は分かりにくいですね。
本気度も測りにくいし。
風早のように短気で怒って、スケベで赤面してくれないと。


そんな風早くもスケベ丸出し太くんは、今巻で何回も自爆している。
海辺なので爽子がいつもよりもスカートを短めにした時に矢野に感想を求められてまず「てれる」と言い「おまえの心情はどーでもいいわ!」とツッコまれ、爽子が風早の家に向かう際に服装は整っているかどうか聞いた爽子に「かわいい」とまたもや心情を先走って吐露している。

更には体育祭の打ち上げの後、階段で寝てる爽子の横で勝手に下の名を囁くという、ある種の変態行為を自分から暴露する始末。
隠し事が出来ない人なのですね。
風早に「隠し事あるでしょ?」とブラフで問い詰めれば、その時々のやましい思いを勝手に自白してくれるだろう。
「通り過ぎたお姉さんの胸を見てしまいました」「本棚の裏に見られたくない物があるのです」。

風早って何気にイジられキャラですよね。
あの龍にだって心の動きを読まれるぐらい分かりやすい。
イジられるのは反応が良いからでしょうね。
でも勝手に彼女のはいてる下着を言う矢野もどうなんでしょう。


友達3人目の千鶴は海でナンパしてきた男をはじめ腕相撲大会を開催中。
そこに現れる野球部練習休憩中の龍。
何やら今までにない濃密な空気が漂っています。

千鶴の龍の野球を応援するために同じ高校に入ったという言葉は殺し文句ですよね。
これまでのような関係でいられなくなる予感がします。
しかし腕相撲でナンパな男には連勝出来て、龍には負ける千鶴の腕力。
どういう設定なんでしょうか?


続くお話は、風早家に爽子が初訪問する話。
飼い始めてもう1年の歳月が流れてますから、風早家の飼い犬・マルちゃん成犬になってますね。

初登場の風早母のデザインいいですね。
絶妙に風早に似ていて、ちゃんと歳を重ねてる輪郭をしている。
画力のない人だと子供と同じ体形・同じ顔でほうれい線だけ付け加えましたみたいな、生理的に気持ちの悪い人物になってしまいますから。

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風早のご両親。(左)が父親です。念のため。
風早母が息子に買い出しをお願いする時に携帯電話を使ったのは店番をしていたからでしょうか、
それとも部屋を無造作に開けたら息子の痴態を見る恐れを考えてでしょうか。気になります。
良くも悪くも息子さんにそんな勇気はないみたいですけど(笑)

続いて出会うのはエロくてませている風早弟。
外面は爽やかさ100%ですが風早の中の人も本性はこんなもんでしょうか。
風早父も弟も「爽子」と気軽に呼んでいるのが笑えますね。
下心があるから恥じるのかもしれません。

距離を近づけるチャンス=キスをするような良い雰囲気が流れるとかえって距離を置いてしまう二人。
風早の理性の賜物でしょうか。
相手の親に挨拶し、自分の親に紹介もした事で親の顔が最後の砦として働く風早。
礼儀正しいが故の悩みですよね。
でも告白も溜めに溜めたので、キスも劇的な雰囲気が欲しい気持ちもあります。


風早の部屋の本棚に並んでいるのは何の本なのでしょうか。
自称・本好きとしては気になるところ。
あと爽子父は公務員なんですね。っぽいですね。帰宅も早かったし。

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本書では「下の名前」で呼ぶことは特別の証なのです。
終盤からは修学旅行編に突入。
その準備だけで楽しそうですが、矢野に唐突に彼氏が出来たり、旅行先でも波乱の予感。
高校生活の最大行事といっても過言ではないイベント。
しかし北海道から沖縄に、飛行機乗り継いでいくんですね。
ホテルもちゃんとしてるし旅費が高そうである。

余談になりますが、↑の書籍情報によるとこの13巻の発売日は2011.03.11なんですね。
本書を読んでいる最中に揺れを感じた方も少なからずいたかもしれませんね…。

君に届け 13 (マーガレットコミックス)

君に届け 13 (マーガレットコミックス)

  • 作者:椎名 軽穂
  • 発売日: 2011/03/11
  • メディア: コミック