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ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ―。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪いのだ。この窮屈さはいったい何なんだ。凛々しい秀美が活躍する元気溌刺な高校生小説。


既に青春小説のスタンダード作品。高校時代の青春小説だが作者の山田詠美さんは、青春時代が過去になった人にこそ読んでほしいと、あとがきに書いていました。青春時代が既に過去のものになってしまってから(悲)読んだ私としては、高校時代に読んでいればまた違う考え方・見方が出来たのにな、と思わずにはいられませんでした。多分、この戻らないものに対するノスタルジーがこの作品を一層みずみずしいものにしているのかもしれません。そういった意味では山田さんの言っていることは正解なのかもしれません。秀美くんの前を見続ける姿勢には感服です。

ぼくは勉強ができないぼくはべんきょうができない   読了日:2003年12月07日