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ぶたぶた日記 (光文社文庫)

ぶたぶた日記 (光文社文庫)

ぶたのぬいぐるみが生命を持ったら!? 見かけはかわいいぬいぐるみだが、中身は知恵も分別も人一倍ある中年男・山崎ぶたぶた。義母(?)の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたが、仲間の生徒たちの人生に温かな波紋を広げてゆく……。くすっと笑えて、静かな感動が残る。ご存じ超人気シリーズ新作が、書下ろしで登場!


同じシリーズを続けて読んでるって事も大きな原因でしょうが、あまり楽しめなかった。今回の舞台はエッセイ講座、しかも日記形式のエッセイ講座という事で日記を書いている身としては盗めるものがないかと邪な考えを持ちながら読んだ。けれど講座の描写は少なく、日記エッセイのアドバイスもなかった。あったのは1回ごとに講座の参加者一人ずつの悩みをぶたぶた氏が解きほぐすといういつものパターン。人物の設定は相変わらず紋切り型だ。私は、偶然集まった参加者たちがどのように心を通わしていくのかを書いて欲しかったのに、それが無かった。これならバラバラの短編形式でもいいのではないか。一部を除いて一回に一人の描写だけに終わってるのも残念。今回は同時に複数の人がぶたぶた氏と初対面だったんだし、構成次第で面白くなるのに…、と思わずにはいられない。
誉められたぶたぶた氏のエッセイも上手いとも思えず、所々で矢崎さんって文章があんまり上手くないかも?と思ってしまった。小説の分類的にはキャラで読むミステリと同じ分類ですね。ぶたぶた氏の活躍見たさの読書。4回目の「もっと大きくなりたい」だけは内容も面白かった。ぶたぶた氏の外見の説明はお決まりとしていいのですが、出会った人の驚きやぶたぶた氏の行動も既にお決まりになってしまっている。定型文を何度も読まされている感が出てきた。文章も内容も新鮮味が足りない。あと、ぶたぶた氏の写真が足りない。

ぶたぶた日記      ダイアリー   読了日:2005年11月17日