- 作者: 倉知淳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 文庫
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かつて、これほどまでに感動した表紙イラストがあったでしょうか。だってだってだって、だって猫丸先輩がそこにいるんだもん♪ それも人気シリーズとして読者の頭の中に猫丸先輩像が定着した後に、これほど多くの人の心を掴んだのです。少なくとも私は感動しました。空想上の猫丸先輩という生物が見事に実体化(?)するという奇跡を目の当たりにした気持ちです。
これがシリーズの最初の巻の表紙ならば感動はしません。それはイメージの押し売りです。最近、多用される漫画的な装丁は若い読者への媚びとも感じられ私は好ましく思いません。中には持ち歩くのが恥ずかしいと思う人もいると思うのです。これは私の自意識の問題だけでしょうか。
ちなみに、ここの文章は現在読書中のオモチロイ小説の文体の影響です。この日記を書いたことで年内読了は叶いませんでしたが、新しい年をこの本で迎えるのも幸せでありましょう。