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本棚探偵(見習い)の転倒。

ベートーヴェンな憂鬱症 (fukkan.com)

ベートーヴェンな憂鬱症 (fukkan.com)

感想は コチラ に。
著者の森雅裕さんは出版社との軋轢から、業界から冷遇される事になった。その辺りの森さんの主張は『推理小説常習犯』(未所持・未読)に書かれているらしい…。喧嘩両成敗で森さん・出版社の双方とも悪いとすれば(昔の)出版社の不遜な態度のせいで良質な作品を読者に届けられなくなった事になる。これは本末転倒だ。本の世も末で、業界は転倒しかねない。
同じ「森」仲間の、博嗣さんも出版業界との付き合いをしなさそうだが冷遇はされていない(と思う)。これは売上の差なのか、時代の差なのか…。もし後者の差だったら、これは作者・読者ともに不運だろう。私も森さんの著作を集めたいが、そうそうお目にかかれない。…がっ!!