《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

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ミカ×ミカ! (文春文庫)

ミカ×ミカ! (文春文庫)

「女らしいってどういうこと?」ある日突然、男勝りのミカがユウスケに聞いてきた。青いインコによれば、ミカはどうやら振られてしまったらしい。恋をして変化するミカに戸惑うユウスケ。そんなユウスケにも告白してくる女の子が現われて…。中学生になった双子の日常を爽やかに描く「ミカ!」第二弾。


『ミカ!』の続編。中学生になった彼らだが、このまま「高」や「大」と続いて欲しい。そのくらい、この双子は良い。立場上、客観的に物事を見つめるユウスケも相変わらずいいが、今回はミカの変化は面白い。テーマは乙女心。その変化が言葉や行動に少しずつにじみ出ていて、それを読んでいくのが楽しい。私は「ミカ!」の小学6年でミカとユウスケが意識的に離れると思ってたけど、今回の中学2年でお互いに未知の部分が出来るという話だった。そのきっかけはミカの恋。「ミカ!」のラストでも少し語られてたから驚きはしなかったけど、感慨深いものはあった。ユウスケと同じ、あのミカが!と思った。だからこそ次の成長も見てみたい。もし続編があったらタイトルは「ミカ×ミカ×ミカ!」だろうか。「ユウスケ!」でもいい(笑)
私が個人的に好きなのは、二人の父。離婚して片親で子供を育てながら、再婚する気もある、という難しい立場。けれども子供の意見をしっかり聞こうとする所がいい。あの焼肉屋の場面は、父が双子のキャラクタを理解してるんだ、と思って嬉しかった。二人は周りに恵まれやっぱり幸せだ。そういえば姉はいずこに?重大な変化があったはずなのに…「ミカ!」でも謎の生物「オトトイ」が登場したが、今回も不思議な動物が登場。今回は青いセキセイインコなので謎ではないけれど、限られた人間と喋る。この設定がうまく機能してるとはあまり思えないけど、ミカの恋にユウスケが早く気付いてたから少しは物語がスムーズに進んだのかな?

ミカ×ミカ!   読了日:2004年12月07日