《漫画》宇宙へポーイ!《小説》

少女漫画と小説の感想ブログです

2006-01-01から1年間の記事一覧

二枚あるのは目ではなく舌。

紙魚家崩壊 九つの謎作者: 北村薫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/03/17メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (52件) を見る感想は コチラ に。 私の人生、初ミステリは北村薫さんである。今考えれば、なんとまぁ贅沢な初体験だったの…

夏の一冊読書。

三毛猫ホームズの推理 (角川文庫)作者: 赤川次郎出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1984/03/30メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (36件) を見る感想は コチラ に。 人生、最初で最後の赤川次郎作品。まさに一冊だけの関係、アバン…

1週間で英語をマスター。

TREE CLIMBERSアーティスト: 木村カエラ,渡邊忍出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2006/09/06メディア: CD クリック: 19回この商品を含むブログ (165件) を見る猛特訓の成果で英語歌詞を歌えるようになりました。ここ数日、ずっと、うわ言のようにブツ…

夏の一冊読書。

連鎖 (講談社文庫)作者: 真保裕一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/07/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 103回この商品を含むブログ (32件) を見る感想は コチラ に。 そんな(?)真保さんのデビュー作。今週に入って、すっかり、くっきり、はっきり秋…

えにょっき孝明。

にょっ記作者: 穂村弘出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 78回この商品を含むブログ (114件) を見る感想は コチラ に。 ここに、一つの名文が存在する。 「『うこん』が困るのは、これをみて『うんこ』を必ず思い…

ハニー&クローバー。

ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/09/08メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 156回この商品を含むブログ (813件) を見る完結。ミステリのようなどんでん返し、ちゃぶ台返し。そ…

乱れからくりは泡坂妻夫。

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep作者: 森博嗣出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2006/08メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (180件) を見る感想は コチラ に。 なんと、私のサイトで新刊の感想掲載! 発売1ヶ月の…

カレーの玉子様。

カレーライフ (集英社文庫)作者: 竹内真出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/01/20メディア: 文庫 クリック: 51回この商品を含むブログ (33件) を見る感想は コチラ に。 世にも珍しい青春カレー小説。私はカレーが大好きだ。そりゃあ、嫌いな人はいません…

いつかパラレルな世界で。

私のサイトの作家別アクセス数の第1位が、ここ数ヶ月トップであった聡ちゃん(小林聡美さん)に代わって、森絵都さんになった。なんと8月の1ヶ月間だけでも600件弱のアクセスである。恐るべし直木賞効果。 けど、私は森絵都さんが直木賞を受賞する前から好きだ…

BODY & SOUL.

とても好きなシリーズなんですが、このシリーズ、やまざき貴子さんの漫画「っポイ!」みたいな状態になってませんか…? 高校の3年間限定の物語で、(他校の)文化祭や卒業までも既に書いてしまっているから、今後もシリーズが続くとすると、段々と物語に無理が生…

圧縮圧縮!解凍解凍!

映画化された時のキャスト2人がそのまま頭の中に浮かんできた(映画見てないのに)。映画化する際、原作が何百ページもあるの「亡国のイージス」を127分にまとめて、100ページちょっとの「インストール」は94分にするのは、どちらも無茶があるような気がする…

夏の一冊読書。

なんと、あのベートーヴェンが探偵役である。音楽探偵だ。といっても、旋律という個性から犯人を捜すような物語ではありません。 ミステリとしても面白いのですが、会話文が絶妙で、まるで×××のようだった。おっと、これはラストのネタバレか…(笑)? この小…

夏の一冊読書。

私は酷い差別を受けたことがない。私は迫害されたことがない。私は戦争を体験したことがない。この全てがどんなに幸福なことか、改めて考えることは少ない。それは先人たちの犠牲に対して、最も失礼なことかもしれない。 「大地の子」4巻の解説の中で引用され…

夏のもう一冊読書。

これは、いわゆる「ツンデレ」の走りでしょうか?(訳の分からない単語だ…) 出会って2日で罵倒と恋愛。殺人事件の最中、お忙しいことですね。 二階堂さんも霧舎さんも、推理小説が好きで堪らないのは十分に伝わってきた。けれど、好きだからといって作り手側…

蛇行する蛇足のお話。

画像を横に並べる方法が分かりません。近々、4冊分の画像を載せる予定なのに。以前も「続きを読む」記法が出来なかったおバカな私です。縦長の日記。黒革のほぼ日手帳。意味無しジョーク。人喰いジョーズ。私の頭は大ジョーブ? 夏の読書にピッタリの本です。…

夏の一冊読書。

私にすら忘れ去られそうな、グダグダ企画。今回は、無理矢理にでも企画を存続させるため、本来はアバンチュール候補ではない作家さんに登場してもらいました。 タイトルがとても素敵な本。でも、タイトルは嘘。この本の主人公・左創作は、文章から書き手の人…

優しすぎる人たち。

前作「幸福な食卓」に比べれば、格段に好きになれる。しかし、好きになった作家さんにこんなこと言いたくはないのだが、作品の口当たりはどんどん良くなる反面、味に深みが無くなっている。「瀬尾まいこ」に私が求めるものは、もっと大きい。

チョコっとLOVE.

大好きな森絵都さんが受賞し、受賞決定の日に日記を書いたのだから、その話題に触れればいいのに、「他の人と同じ内容は書きたくない」と思ってしまう自分の心は相当に歪んでるなー、と気づかされた直木賞受賞。遅ればせながら、おめでとうございます。

根無し草はどこ吹く風。

綾辻さんの本は素晴らしいミステリだという事と、作品の価値と作者個人の問題は無関係だ、という事をまず述べておいてから、今回は作者・綾辻さんに関する話題。先日、まさやんの表紙に惹かれて「野性時代」を手に取ると、まさやんの記事の後に綾辻さんが辻村深…

彼とは6冊目のお付き合い。

これも同上の理由で楽しめませんでした。ツチケン先生は↑の巻末対談で対談相手として登場。どこが面白いツボなのか面白いくらいに分からなかったなぁ…。

夏期限定アバンチュール読書。

久々に企画を考えました。題して『夏の読書は危険がいっぱい。1冊限りのアバンチュール読書』。企画内容は、買ったはいいけど一冊も読んでいない作家さんの本を、まず一冊読んでみようってモノ。私の読書の「危険」といえば、買ったまま永遠に読まれない危険性…

私の名前はオサミエッタ。

『チョコリエッタ』は作中に出てくる映画を見てみたくなる作品。嘘。見ないけど。 と、『嘘。××。』という文章を使ってみたくなる作品。これは本当。 相変わらず文字が大きくて、ページ数が少ない本はちょっと苦手。渋谷もちょっと苦手。でも恋する5秒前。

疑問は残されたまま。

扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/05/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (268件) を見る感想は コチラ に。 昨日、読了したばかりの作品。今回も、全体的には面白いんだけ…

火気厳禁トロピカルバカ事件。

南国バカンスで、すっかり気分がハイになっている人に花火なんか持たせたら危ないから止めよう、という話。ロケット花火を人に向けてきたりするからね。火、熱っ! 嘘。私の名前はチョコリエッタ。嘘。それはまた別の話。6月の本格的に暑くなる前に読んだ時…

私の正しくない読書。

「罵倒を念頭においてする読書なんて歪んでるし、悲しい読書だ」と他人(ひと)の振り見て思ったのですが、我が振りを改めて見直してみると、私は↑の本を読む時、罵倒とまではいきませんが減点方式で読んでいた事に気付かされる。多分、著者の若さと才能への嫉妬…

首長のダ・ヴィンチ。

こんなに「ダ・ヴィンチ」が待ち遠しいなんてこと、あっただろうか。そうさせたのは、いわずもがな「テレプシコーラ」である。息を詰めてページを捲る…。あぁ、やっぱりそうなんだ、そうなってしまうんだ…。百合の花をバックに踊る千花ちゃんの姿に目頭が熱くな…

ほら、7だけが孤独でしょう?

どうやら不思議の数は7つと決まっているらしい。↓でも触れる雑誌「ダ・ヴィンチ」の一青っちの対談でも最後に7という数字の不思議が語られていた。曜日は7つ、ラッキーナンバーは7、キリスト教の7つの大罪、ドラゴンボールも7個集めなければ願いは叶えられない…

結果的シツレン。

穂村弘。初代・運命の人(在位4ヶ月)。しかし、冷静に照らし合わせてみれば、私が穂村さんを知った今年2月のその1年前には、もうご結婚されてた訳だから、結果的に失恋したというよりも、必然的失恋 or 根本的横恋慕なんですよね…。または妄想的怪電波。悲しい…

読書音痴。

最近、「今更かよー(鳥井@砂漠)」的な本を立て続けに読んでいる。しょうがない私は読書音痴なのだ。買うだけ買って読まない、流行りの本を読まない、図書館で借りた本に限って面白い、読解力がない、上手な感想を書く文才がない、という読書音痴っぷり。あれ…

私は来世に期待してます。

心身を健やかに保とうと室井さんがゲルマニウム温浴から風水・パワーストーン・気功などなどに体験・挑戦する本。興味深かったのは室井さんが退行催眠で前世を見た回。自分の知らない情景や記憶が自分の頭の中に見えるのはどんな感じなんだろう? そういえば、…